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ハナクマ手帖 no.3|あなたの脳裏に残るチーズケーキ〈LE SHIMIKI〉



『ハナクマ手帖』


訪れるたび、「花隈に住んでてよかったあ」と

しみじみ感じる素敵なご近所さんたちを、

ハナクマ荘の管理人が書き記した手帖です。


旅と、いつもの街歩きのヒントに。

暮らしの目線から、

花隈のオススメをお届けします。


 

いつまでも余韻がのこる

忘れられないチーズケーキ



花隈のおすすめを聞かれたら、前のめりで、興奮気味に語ってしまうお店がいくつかあります。


モダン寺の向かい、ナカハラマンションの2階にある「LE SHIMIKI」さんは、そのひとつ。ほんとうにここかな?と、遠慮がちに階段をのぼった先に、こっそりとあるチーズケーキの専門店です。




チーズケーキといえば、その理想の口溶けや味わいというものが、だれの胸にもあるような気がします。お気に入りの硬さやどっしり感は、きっとそれぞれ違うでしょう。


そんな中、LE SHIMIKIさんが作るチーズケーキは、たくさんの人の心をとろけさせる、うっとりするほどのなめらかさが自慢。対象的にザクザクとしたボトムもすごくマッチしていて、思わず目をつむって浸りたくなるおいしさです。





なんてったって、コンセプトは「あなたの脳裏に残るチーズケーキ」。ちょっとパンチの効いたこのフレーズは、店主の中村さんの「美味しい記憶」から生まれました。


「昔、あるパン屋さんで買ったパンが、もう感動するほどに美味しくて。仕事をしている間も、『帰ったらあのパンがあるんだ!』と思うだけで頑張れたんです。そういう、脳裏に残るような美味しさを、お客さまに感じていただけたらなと思っています。」





開店前は、パン屋さんなどで経験を重ねてきたという中村さん。「お店を開くときは専門店を」と、チーズケーキのお店にしたのだそう。


納得がいくまで何度も試作を繰り返して、ようやく完成するさまざまなフレーバーのケーキたち。ショーケースには、定番から季節を映したものまで、8種類から11種類ほどが並びます。


どれにしようか目移りしてしまいそうですが、イチオシは「ダブル餡チーズケーキ」なんだとか。

白あんと粒あん、両方使っているから"ダブル餡"。北海道は十勝産の小豆がたっぷり入ったケーキは、しっかり甘めと思いきや意外とさっぱりな味わい。ちょっと効かせた岩塩が、良い引き締め役になっているのだそう。


どのフレーバーにもそういう心意気や工夫があって、だから飽きずに何度も食べたくなるのかもしれません。





ちなみに一番人気なのは、トップが香ばしく焼けた「バスクチーズケーキ」。


ボトムのないこのチーズケーキは、とろけるような滑らかさと、ミルキーな風味を存分に楽しめます。濃厚なのにくどくなくて、男性にも人気があるそう。この一切れのために、走って買いに来ました!というお客さんも、少なくないのだとか。





こんなにたくさんのファンがいる、ものすごい人気店なのに、中村さんはあくまで謙虚でフレンドリー。明るく気取らないお店の雰囲気は、この町の空気感にも似ています。


「花隈は、ゆったりとした時間が流れる場所。お店をやるならここで、と決めてました。」


そう笑顔で話してくれた中村さんの人柄も、きっと人気の秘密のひとつに違いありません。


美味しいチーズケーキとお店の空気を味わいに、また朝一でぜったい行こう。そう思い浮かべるだけで、うれしくてにやけてくるのでした。


 


[SHOP INFO]


LE SHIMIKI


■OPEN|11:00-売り切れ次第終了

■CLOSE|月・火・水(最新情報はインスタグラムへ)

■Instagram|@leshimiki


 

Botanical Anniversary Plan


サプライズのための宿泊プランでも

LE SHIMIKIさんのバスクケーキを

お召し上がりいただけます。

とろふわのおいしさをふたり占めして

贅沢なしあわせに浸りましょう。

プランの詳細はこちらへどうぞ。





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